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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2021年7月

垂り出づる何の脂か蒸しあつき夜にかがやきを含みたり見ゆ

投稿者 永井 祐投稿日: 2021年7月8日2021年7月8日垂り出づる何の脂か蒸しあつき夜にかがやきを含みたり見ゆにコメント

赤ん坊をわれに抱かせたがる息子とほいとほい日の自分をみたきか

投稿者 久我 田鶴子投稿日: 2021年7月7日2021年6月27日赤ん坊をわれに抱かせたがる息子とほいとほい日の自分をみたきかにコメント

冬ばれのひかりの中をひとり行くときに甲冑は鳴りひびきたり

投稿者 永井 祐投稿日: 2021年7月6日2021年7月6日冬ばれのひかりの中をひとり行くときに甲冑は鳴りひびきたりにコメント

ペットボトルのラベルを剝いてゐる夜に無名の我をしづかに思ふ

投稿者 久我 田鶴子投稿日: 2021年7月5日2021年6月27日ペットボトルのラベルを剝いてゐる夜に無名の我をしづかに思ふにコメント

僕たちのドレッシングは決まってた窓の向こうに夏の陸橋

投稿者 永井 祐投稿日: 2021年7月3日僕たちのドレッシングは決まってた窓の向こうに夏の陸橋にコメント

感情を出さざる女と言はれたり片足上げて目をつむりて立つ

投稿者 久我 田鶴子投稿日: 2021年7月2日2021年6月27日感情を出さざる女と言はれたり片足上げて目をつむりて立つにコメント

海の音しずかになれる春の夜の浜辺に出でて泣く砂を踏む

投稿者 永井 祐投稿日: 2021年7月1日2021年7月1日海の音しずかになれる春の夜の浜辺に出でて泣く砂を踏むにコメント

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  • 死者のもつ愉しみは知るよしもなし野川の底のさかしまの天
    投稿者: 梶原 さい子
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