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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2021年5月
常に世界にひかりを望むといふやうな姿勢ゆるめて緑蔭をゆく
もの
嫉
ねた
む心おこりもなくて我が歩みゆく道の
泥
どろ
も氷りぬ
浅き川隔てて向かう岸のあり光のごとく開く鷺草
よひあさく土よりのぼる土の
香
か
を
嗅
か
ぎつつ心いきどほり
居
を
り
脚が脚が、とひとの呻きに始まれるこの家の朝(朝死ねと思う)
その尻毛編みて垂れたり美しき出走馬をり走る前なる
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