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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2016年11月

ほんたうは一度もできたことがない至極まともな雪だるま、他

投稿者 三井 修投稿日: 2016年11月18日

無音なる世界にをればわが耳は常人のごと健やかなりぬ

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年11月17日

不発弾と同い年なり爆弾のとびかふ時にわれら生まれて

投稿者 三井 修投稿日: 2016年11月16日

きらきらと衰え朽ちてゆくものを見よと指さす、指も滅べよ

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年11月15日

身にあわぬ新かなのシャツとりあえず着古しゆかん選びしからは

投稿者 三井 修投稿日: 2016年11月14日

銭湯が飯屋に化けるその町に黄花コスモス盛りなりけり

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年11月12日

滞空をきそえる雪をかきわけつ本局へ向かう速達出しに

投稿者 三井 修投稿日: 2016年11月11日

さまざまなわれを束ねてわれはあるわれのひとりが草笛を吹く

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年11月10日

午睡より醒めれば窓はあかるくてときをり空は鳥を零せり

投稿者 三井 修投稿日: 2016年11月9日

深呼吸は猫抱きしめて 猫の体[たい]遠くなつたり近くなつたり

投稿者 佐藤 弓生投稿日: 2016年11月8日

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    投稿者: 梶原 さい子
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