コンテンツへスキップ
一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

投稿者: 江戸 雪

横抱きにしてベッドまで運ぶ母野菜に近き軽さなりけり

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年9月10日横抱きにしてベッドまで運ぶ母野菜に近き軽さなりけりにコメント

トンネルをいくつも抜けて会いにゆく何度も生まれ直して私は

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年9月8日トンネルをいくつも抜けて会いにゆく何度も生まれ直して私はにコメント

雨だから迎えに来てって言ったのに傘も差さず裸足で来やがって

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年9月5日雨だから迎えに来てって言ったのに傘も差さず裸足で来やがってにコメント

言い訳はしないましてやきみのせいにしないわたしが行く場所のこと

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年9月3日言い訳はしないましてやきみのせいにしないわたしが行く場所のことにコメント

すがすがとすこしさびしく今日は白露 母の伸びたる白髪切るらむ

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年9月1日すがすがとすこしさびしく今日は白露 母の伸びたる白髪切るらむにコメント

野イバラが素足に痛くて今きみをみたら泣いてしまうなきっと

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年8月29日野イバラが素足に痛くて今きみをみたら泣いてしまうなきっとにコメント

木の匂いする言葉かな今君がわが耳近くささやきたるは

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年8月27日木の匂いする言葉かな今君がわが耳近くささやきたるはにコメント

我のみが知る記念日は数ありてそのたびひとりのさびしさに気付く

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年8月25日我のみが知る記念日は数ありてそのたびひとりのさびしさに気付くにコメント

男(お)の幼なわが膝に顔を打ち伏せてしばらく居たり何をも言わず

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年8月22日男(お)の幼なわが膝に顔を打ち伏せてしばらく居たり何をも言わずにコメント

きみが父となる日の暮れの灰色の魚とおもうわがひだりうで

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年8月20日きみが父となる日の暮れの灰色の魚とおもうわがひだりうでにコメント

いとけなく泣きて帰りし裏の辻今病む父を尋ねゆく道

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年8月18日いとけなく泣きて帰りし裏の辻今病む父を尋ねゆく道にコメント

わが額にかそか触るるはわが髪にあらねはるけき岬(さき)に潮(しお)鳴る

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年8月15日わが額にかそか触るるはわが髪にあらねはるけき岬(さき)に潮(しお)鳴るにコメント

投稿ナビゲーション

前のページ 固定ページ 1 … 固定ページ 4 固定ページ 5 固定ページ 6 … 固定ページ 13 次のページ

最近の投稿

  • 恋文もやさしく開けむ崩さずにおぼろ豆腐を箸に喰ふひと
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年4月1日
  • 母よ、週末はふたりで分けあわむ雲のようなるクリームパンを
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月31日
  • 生きるとはその身のうちに洞穴を抱へることか倒れし楡よ
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年3月30日
  • 目と耳と鼻と唇とがゆつくりと分解するやうなベンチの日溜り
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月29日
  • キッチンは逆立ちしてもいいところ君もケチャップ我もケチャップ
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年3月28日

日々のクオリア 著者別アーカイブ

  • 梶原 さい子(2023年)
  • 門脇 篤史(2023年)
  • 山下 翔(2022年)
  • 井上 法子(2022年)
  • 永井 祐(2021年)
  • 久我 田鶴子(2021年)
  • 岩尾 淳子(2020年)
  • 吉田 隼人(2020年)
  • 生沼 義朗(2019年)
  • 花山 周子(2019年)
  • 平岡 直子(2018年)
  • 染野 太朗(2018年)
  • 今井 恵子(2017年)
  • 光森 裕樹(2017年)
  • 佐藤 弓生(2016年)
  • 三井 修(2016年)
  • 松村 由利子(2015年)
  • さいかち 真(2015年)
  • 前田 康子(2014年)
  • 一ノ関 忠人(2014年)
  • 吉野 裕之(2013年)
  • 都築 直子(2013年)
  • 石川 美南(2012年)
  • 棚木 恒寿(2012年)
  • 澤村 斉美(2011年)
  • 黒瀬 珂瀾(2011年)
  • 中津 昌子(2010年)
  • 大松 達知(2010年)
  • 江戸 雪(2009年)
  • 魚村 晋太郎(2009年)
  • 砂子屋書房 一首鑑賞Copyright(c)砂子屋書房 All rights reserved.