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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2018年12月
寝たる手の届くところまで電灯の紐を垂らせば年は終りぬ
写真に忘れられた海岸をきみもまた忘れるだろう どこまでも道は
逢えばくるうこころ逢わなければくるうこころ愛に友だちはいない
わが指が日本地図を指してゆくそこに友だちが生きてると思い
「先生、吉田君が風船です」椅子の背中にむすばれている
木の周辺部は白太と云うが中心部は赤身と云える 魚のごとし
ユニクロに誰にもさわれない月の模様のシャツがあってもいいね
上顎に湧きあがりつつほどけゆくくしゃみの余韻、中庭に鳩
すべてを選択します別名で保存します膝で立ってKの頭を抱えました
家々にしずかなる松葉降り当たりうつくしき色、茶色というは
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