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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2019年12月
花山周子/もう無理!無理無理無理無理テンパってぱってぱってと飛び跳ねており
生沼義朗/手すりへと寄りかかりおれば頭皮さえ放電している冬日のあわれ
なみの亜子/見飽きねば見続けるなり桜の体ゆっくり雪に描き出されるを
穂村弘/猫はなぜ巣をつくらないこんなにも凍りついてる道をとことこ
相原かろ/煌々とコミュニケーション能力が飛び交う下で韮になりたい
大松達知/四歳をぐぐつと抱けば背骨あり 死にたくないな君が死ぬまで
前田康子/縁側で祖母がすることぼんやりと見ていないようで見ていたんだ
小池光/さつきまで目の前に居りしが忽然と消えてなくなりし田村善昭(よしてる)
今橋愛/この子ねことちがうか/ふとんにくるまる子/このこねこでも/この子/あいする
河野裕子/灯の下に消しゴムのかすを集めつつ冬の雷短きを聞く
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