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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2020年7月

道の辺に清水流るる柳陰しばしとてこそ立ちどまりつれ

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年7月31日

先生が指さすものをドイツ語で、いす、りんご、カーテン、これは、風

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年7月30日

玉藻刈る敏馬を過ぎて夏草の野島の﨑に舟近づきぬ  

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年7月29日

たましひにこゑなく行き場あらざるを午後の電車の窓に悲しむ

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年7月28日

目の前のすべて可愛いものたちよパジャマの柄よいつかさよなら

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年7月27日

始祖鳥の自由研究 ノートからはみ出してゐる翼の図解

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年7月25日

手をあてれば幹の内より重なる手木の方がずっとながく寂しい

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年7月24日

極彩の泥人形を掌に載せて……いと徐おもむろにとり落そうとする──

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年7月23日

冬と春まじわりあって少しずつ暮らしのなかで捨ててゆく紙

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年7月22日

ひろびろと夕さざ波の立つなべに死魚かたよりて白く光れり

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年7月21日

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  • 恋文もやさしく開けむ崩さずにおぼろ豆腐を箸に喰ふひと
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年4月1日
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  • 生きるとはその身のうちに洞穴を抱へることか倒れし楡よ
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    2023年3月30日
  • 目と耳と鼻と唇とがゆつくりと分解するやうなベンチの日溜り
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月29日
  • キッチンは逆立ちしてもいいところ君もケチャップ我もケチャップ
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年3月28日

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