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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2021年12月
仕事にいく途中に柿の木があって実がなっているいつ見たときも
あるところ
辛辣
しんらつ
に
匂
にほひ
ただよへる盛場を今日稀によぎりき
働くは自己実現といいさして/否、生きていく技術とおもう
高級なティッシュの箱のしっとりとした動物の寝ている写真
欲しきもの問はれて歌のほかなにも望みたまはず 忘れずあらむ
ひかりまばらな壁の震えを知るためにコンクリートの窪みに触る
食卓に林檎の時間うごきゐむ人の不在を澄みゆきながら
電話中につめを切ってる 届くかな 届け わたしのつめを切る音
韓国と日本どっちが好きですか聞きくるあなたが好きだと答える
最上川
逆白波
さかしらなみ
のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも Part2
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