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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2020年8月
流れないのなら僕はもう帰るよカシオペアを空に残して
コピ・ルアクしずかに啜る春の宵きみは時折山猫の伸び
梅の花零ふりおほふ雪をつつみ持ち君に見せむと取れば消けにつつ
花が咲いたようだと花をあげるからと花咲かせよと微笑むばかり
わたしにもやさしい背中があったよね ランプのような猫の背をみる
鳥貴族で金麦(大)を頼まないとかリッチマンですかあ? じゃないんですよ
舌という湿原を越えてやってくるやさしくなりきれない相槌よ
いままで 日本語をつかっていたのに今日からは雨と話せるようになりたい
秋が来る 床屋の椅子に重大な秘密があってほしいと思う
【戦争にいかせたくない わたし自身が戦争になってもこの子だけは】
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