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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
花山 周子
加藤治郎/ねばねばのバンドエイドをはがしたらしわしわのゆび じょうゆうさあん
加藤治郎/にぎやかに釜飯の鶏ゑゑゑゑゑゑゑゑゑひどい戦争だった
小池光/耳の垢ほりて金魚に食はせ居りいつとはなしに五月となりぬ
石川啄木/うつとりと/本の挿絵(さしゑ)に眺(なが)め入り、/煙草(たばこ)の煙(けむり)吹きかけてみる。
石川啄木/高山(たかやま)のいただきに登り/なにがなしに帽子(ぼうし)をふりて/下(くだ)り来(き)しかな
小池光/はるかなる野辺の送りに野球帽子とりて礼(いや)せり少年われは
柏崎驍二/秋日照る林の岸のみむらさきうつくしければ帽脱ぎて見つ
夜までにはアップします。
木下利玄/指尖(ゆびさき)の傷の痛みにひゞけつゝ市街(まち)の電車のきしるわびしさ 2
木下利玄/指尖(ゆびさき)の傷の痛みにひゞけつゝ市街(まち)の電車のきしるわびしさ 1
木下利玄/遲くつきし湯元の宿のくらき灯にわれ等の食べし黑き羊羹
木下利玄/黑き虻白き八つ手の花に居て何かなせるを臥しつゝ見やる
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