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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2020年4月

手をとられなくてもできて鳩それももう瞠きつぱなしの鳩を

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年4月18日

あそぶごと雲のうごける夕まぐれ近やま暗く遠やま明し

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月17日

きみはきみばかりを愛しぼくはぼくばかりのおもいに逢う星の夜

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年4月16日

三宮、元町過ぎてさびしかりうすくけぶれる山側に出て

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月15日

ゆふづつのかゆきかくゆき春秋を汝ながまなざしに揺るる星こそ

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年4月14日

ことごとく人眠らせて国道を観光バスは過ぎてゆきたり

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月13日

孵卵器の卵くるしげに歪むころ不潔な神話世に流布しだす

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年4月11日

どのやうな手もやはらかにしてくれるクリームください焚火の色の

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月10日

水面にかへる刹那の水しぶき激しく消えしものを見たりき

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年4月9日

星あかりのわずかに届く闇を来てものやわらかな音楽ひとつ

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月8日

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  • 死者のもつ愉しみは知るよしもなし野川の底のさかしまの天
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年5月31日
  • 湿り気を空が含んでくる時に言葉は少し曲げやすくなる
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年5月30日
  • 夕ぐれは肉のもなかに盛んなる肉屋の指をかいまみるかな
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年5月29日
  • 石は無欲、だらうかしかし墓石はやけに光つてゐるではないか
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年5月27日
  • 本来の用途を外されてしずか/古い書籍が住む/食器棚
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年5月26日

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