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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
月:
2016年10月
ぺらぺらの通勤定期の文字流れかすれたる頃、新品届く
につぽんを捨ててよし若き博士らよわれもいはれきいまにわがいふ
それなりに背負うべきものもあるからか用紙がくぼむまで印を捺す
千年のいのち寿ぎ家持が挿頭しし〈ほよ〉か 千年を仰ぐ
「コンセントを抜く」は間違ひ「プラグを」と直して節電の貼り紙とす
モノクロームの午後はノートの罫線をなぞり続ける左手がいる
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