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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2011年2月

いつのとき遂げんひそかなる冬の旅花しげき三椏を幻として

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年2月28日いつのとき遂げんひそかなる冬の旅花しげき三椏を幻としてにコメント

冬椿、手ふれて見れば凍れるよ、我が全身ををののかしめて

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年2月26日冬椿、手ふれて見れば凍れるよ、我が全身ををののかしめてにコメント

夜半の湯に肉塊のわれしづむとも地球はうかぶくらき宇宙に

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年2月25日夜半の湯に肉塊のわれしづむとも地球はうかぶくらき宇宙に への2件のコメント

外(と)にも出よ触るるばかりに母のゐて教へたまひしやしやぶしひかる

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年2月24日外(と)にも出よ触るるばかりに母のゐて教へたまひしやしやぶしひかるにコメント

肩を落し去りゆく選手を見守りぬわが精神の遠景として

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年2月23日肩を落し去りゆく選手を見守りぬわが精神の遠景としてにコメント

去年の冬のわが知らざりしわれとして来て蠟梅の香(かう)にまじりぬ

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年2月22日去年の冬のわが知らざりしわれとして来て蠟梅の香(かう)にまじりぬにコメント

列なりて入国審査待つ人らこの国の外にはみ出しながら

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年2月21日列なりて入国審査待つ人らこの国の外にはみ出しながら への2件のコメント

夥しき未知の箪笥の育ちゐる林と思ふ雨水の午後に

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年2月19日夥しき未知の箪笥の育ちゐる林と思ふ雨水の午後ににコメント

生きがたき世と思ふ夜半開きたる丘(きう)の言葉もやせがまんなる

投稿者 黒瀬 珂瀾投稿日: 2011年2月18日生きがたき世と思ふ夜半開きたる丘(きう)の言葉もやせがまんなるにコメント

はくれんの花閉ぢかけて閉ぢきらぬ春宵ながく返事を待てる

投稿者 澤村 斉美投稿日: 2011年2月17日はくれんの花閉ぢかけて閉ぢきらぬ春宵ながく返事を待てるにコメント

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