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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
【お知らせ】著者多忙、また別の仕事が佳境に入るため、少しの間お休みさせて頂きます。最長で12/2の更新からは再開できると思います。たびたび申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。
生と死のうづうづまきてをりにけむ丸縁眼鏡の志功のなかに
何
なに
となく、/案外に多き気もせらる、/自分と同じこと思ふ人。
屋上に来ればあなたはゆっくりと気付かぬほどの距離を持ちたり
茶碗と急須の間に水溜りしづかにありて夜ぞふけにたる
カーテンを束ねる指に蔦の影どこまで知ってよいものだろう
業務用コーンフレーク買って食べ切れなかったの良かったなって
ウィンドーに映る女の奥行きに鳥らしきもの少し歪んで
永遠に生きるみたいな耳鳴りがきこえる それは熱心に聴く
おめでとうおめでとうって笑わないひとりの顔を目がすっと追う
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