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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
燕西(つばめにし)小学校の名札つけ子らは電車に集まりて乗る
「どうぞよろしく尾根ギアします」と財務からメールが届く暮れの夕べに
暑苦しい乳房(ちぶさ)を脱げばさえざえと硬貨のようないのちが残る
しつけ糸ほどけるように向日葵が遠いひかりにひらかれてゆく
石白く敷けるを踏みて眩くにときはすべてを明るさに変う
「人生マジ大井町線」雑踏のひとりのこゑをわれは忘れず
家籠るわれを心配する電話 元気が出たら外出します
坂に置かれたオレンジのピンポン玉として残りの八月をくだってく
「中部いびき睡眠障害研究所」われに関はりあるとおもへり
フィクションです、と突然告げられたように崩れる雁のV字隊列
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