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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
さりながら死ぬのはいつも他人なり夢野久作荻野久作
木戸あけて茗荷はどこと言いながらははがしゃがんでいるような朝
この子悲しや悲しやこの子朝なさな走る電車の中に自慰せり
全身にゆきのにほひをまとひたるこどもがをりぬ。ほら、わたくしが。
ヒト以外ノモノノ生(シヤウ)ニハ使命有リ晩鴉(バンア)ノ夫(ソレ)ハ感傷ノ駆除
今年またわが門前の若ざくらひらくがあわれ天つひかりに
こわいのよ われに似る子が突然に空の奥処を指さすことも
セケン帝なる皇帝がいるらしいあの日の丸の赤の奥には
溶けあうものすべて溶けあいからみあう声が木馬のごと揺れるなり
冬牛蒡せいせいと削ぐ時の間も詩語ほろび詩となる言葉あり
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