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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
何にすといふならねども輪ゴム一つ寂しき夜の畳に拾ふ
耳掻きはたぶん黄泉にては不要ならむ生きをるもののためのこの形
夕闇にわずか遅れて灯りゆくひとつひとつが窓であること
絶間なく漕がれ続けてきしみ鳴る日常といふ脆きぶらんこ
つるつるに頭を剃っておりますが僧の中身は誰も知らない
会津野をほどろほどろに降り敷いて水雪(みづゆき)ほんにかなしかりける
ふるさとの土蔵の壁にかの日より立てかけられてある捕虫網
茶碗三つ並べて置くよ幸福は夕暮れに来てしづかに坐る
深き空ゆ吐息のごともおり来たる風ありて枇杷の葉むらをわかつ
あせたる を ひと は よし とふ びんばくわ の ほとけ の くち は もゆ べき もの を
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