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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2009年2月

婚姻のつめたくひかる虹のため足らざる色を持ち寄りにけり

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年2月28日婚姻のつめたくひかる虹のため足らざる色を持ち寄りにけりにコメント

ヒヤシンスの根の伸びゆくをみつめいる直線だけで書ける「正直」

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年2月27日ヒヤシンスの根の伸びゆくをみつめいる直線だけで書ける「正直」にコメント

釉薬を身体(からだ)に巻きて佇つごとし近づくわれをかすか怖れて

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年2月26日釉薬を身体(からだ)に巻きて佇つごとし近づくわれをかすか怖れてにコメント

杉花粉に荒るるのどより朝まだき美しきあかき痰は出づるも

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年2月25日杉花粉に荒るるのどより朝まだき美しきあかき痰は出づるもにコメント

歌詠みの心は憎し君の詠む女はわれを超ゆわれを消す

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年2月24日歌詠みの心は憎し君の詠む女はわれを超ゆわれを消すにコメント

春霞山は新たな教科書の匂いのように横たわるなり

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年2月23日春霞山は新たな教科書の匂いのように横たわるなりにコメント

髪あげてやや美しと思ふときひとと別れむ心定まる

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年2月21日髪あげてやや美しと思ふときひとと別れむ心定まるにコメント

蝶の翅ならば三日の距離ならむ雨水(うすい)を過ぎて手紙は書けず

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年2月20日蝶の翅ならば三日の距離ならむ雨水(うすい)を過ぎて手紙は書けずにコメント

逢ひたいと思ふ、思へば昼も夜も緋の澱を手に掬ふきさらぎ

投稿者 江戸 雪投稿日: 2009年2月19日逢ひたいと思ふ、思へば昼も夜も緋の澱を手に掬ふきさらぎにコメント

春塵をうっすらと置くポストぬぐう偽名も筆名も使わず生きて

投稿者 魚村 晋太郎投稿日: 2009年2月18日春塵をうっすらと置くポストぬぐう偽名も筆名も使わず生きてにコメント

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