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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
ひとつきりの桃を四人で分け合えば家族と呼んで差しつかえない
水ゼリー買うたびに現世が嫌い 駅のピアノを弾いてる 誰
瞼を持たざるものは夏の陽をかなしむことも許されざるを
だとしても。ごく軽度だとぽつぽつと毀れた家族がはま寿司にいる
夕方の擬木の柵を乗りこえて川の傍まで行きたくなった
『てぶくろ』ににんげんは入ろうとせず雪の日の砲声に慄く
生きることの目的は生き延びること床からひろつた服なども着て
心が痛いなどという噓 痛むのは背中と肺と首の奧処だ
きみの書くきみの名前は書き順がすこしちがっている秋の花
そのひとのこころがすきで その奥の森にいばらの道は潤びて
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