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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
ヴァージニア・ウルフ 鱗の手触りをずっとおぼえているから冬だ
からだをもっていることが特別なんじゃないかって、風と、風のなかを歩く
数珠玉の草の末枯れに数珠玉が種子のまつぶさ遂げんとすらし
排気ガス纏った柿が熟れたときのど自慢の鐘ひとつだけ鳴る
ハロー 夜。ハロー 静かな霜柱。ハロー カップヌードルの海老たち。
檸檬が書ければだいたいうまくいくのですたったこれだけこの世のことは
白鳥の飛来地いくつ隠したる東北のやはらかき肉体は
カーテンが外へふくらみ臨月のようで中身は4年3組
ラ・フランス一顆掌にして帰らむに雨雲裂けてそこよりの光
今朝の更新はお休みさせていただきます 土井礼一郎
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