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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
夏ははや生いきの労いたづき苦しむか交つがひたる蝶むなしきに舞ふ
隼人はやひとの薩摩の瀬戸を雲居なす遠くも吾はけふ見つるかも
百円で上下するのみの飛行機に乗りしよろこびも上質のもの
春の獅子座脚上げ歩むこの夜すぎ きみこそはとはの歩行者
手をとられなくてもできて鳩それももう瞠きつぱなしの鳩を
あそぶごと雲のうごける夕まぐれ近やま暗く遠やま明し
きみはきみばかりを愛しぼくはぼくばかりのおもいに逢う星の夜
三宮、元町過ぎてさびしかりうすくけぶれる山側に出て
ゆふづつのかゆきかくゆき春秋を汝ながまなざしに揺るる星こそ
ことごとく人眠らせて国道を観光バスは過ぎてゆきたり
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