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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
なんとこの素敵な日よりの薔薇墻ばらがきへピストルおとし手のやりばなき
ゆくバスの窓に見てゐる大阪の続きのごときベルリンの記憶
へーゲルを読みたる夕は三分計り熱あがりたり止めんとは思ふ
ひつじたちは佇ちながら草をはむ 無言を古着のように羽織って
氷片にふるるがごとくめざめたり患(や)むこと神にえらばれたるや
花山周子/もう無理!無理無理無理無理テンパってぱってぱってと飛び跳ねており
生沼義朗/手すりへと寄りかかりおれば頭皮さえ放電している冬日のあわれ
なみの亜子/見飽きねば見続けるなり桜の体ゆっくり雪に描き出されるを
穂村弘/猫はなぜ巣をつくらないこんなにも凍りついてる道をとことこ
相原かろ/煌々とコミュニケーション能力が飛び交う下で韮になりたい
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