コンテンツへスキップ
砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
春靄に濃くつつまれてうづくまる翁は抱けり零の明るさ
石の苔まろまろとありけふひとひいのち交換したきこの苔
みづからを日日解き放てよ大空へおのれほどけてみなぎらふまで
ひそひそと六十五年のかたまりの生きて動いて葱きざみ居る
同性を愛するけもの在りと聴き冬のくちびる水に寄せたり
ここからは聞こえない音たてながら重機は動く雨の地上を
出くはせる牛におどろき跳びのきし大松達知(たつはる)都会つ子なり
ブランコを思ひきり漕いだことはなく人生すなはち背中がこはい
けものらは滴(しず)ける闇に骨を解き冬の韻(ひび)きのとおく聞こゆる
たはむれにきくとしもなく振る土鈴こころひとつになりゆくばかり
投稿のページ送り
前のページ
固定ページ
1
…
固定ページ
497
固定ページ
498
固定ページ
499
…
固定ページ
533
次のページ