Archive for the '一首鑑賞' category

橘夏生/二十三階のバルコニーにて川本くんを待つわたしは大阪ジュリエット

吉田恭大/砂像建ちならぶ海際から遠く、あなたの街もわたしも眠る

池田はるみ/さびしうてならぬ日本がさびしうてならぬ相撲に重なりてゐる

吉田恭大/(ぢつと手をみる)/というオプション。/(たはむれに母を背負)ったりする、/そういうオプション。

人見絹枝/スポーツに我身(わがみ)くだけと思(おも)ひしも去年(こぞ)のことなり今(いま)は淋(さび)しも

田口綾子/寒からばベーコンいちまい身にまとひ生(なま)ベーコンエッグと名乗らまし

岡下香/人生も料理の味も旨味を出すほんの少しの匙加減 その匙がない

田口綾子/過去形がかくもさびしきものなるを分かちあふためにやは別れは

純多摩良樹/食事後の獄は最も静かなりその寂けさのひとときを堪ふ

田口綾子/過去形がかくもさびしきものなるを分かちあふためにやは別れは

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