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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
削り氷に甘づら入れて金碗に入れたるを食むわが白昼夢
たはやすく人等たたかひを
誘
いざな
ひてその時にわれはすすみ死ぬべし
もっとやさしく言えばよかった猫のためあける窓より秋雨が入る
わが
室
へや
の机に肘つきてをりしとき
潮
うしほ
のごとく来にし夜かも
蟬虫の懸命一途さもあれよ巣に拠り蜘蛛の静けき殺気
空晴れて近づく夜は見えざるに甲虫の飛ぶいたくさみしく
坂道を自転車おしてあがる間に東馬込一丁目の街灯ともる
電柱と塀の間をくぐりぬけパワーを出そう次のそれまで
はじまりは肺胞腫瘍あったかもしれない人生なんて今やろ
滝までの獣の道を走り抜けあの子は歌手になるのでしょうね
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