コンテンツへスキップ
一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

月: 2020年5月

おうどんに舌を焼かれて復讐のうどん博士は海原をゆく

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年5月19日

五十年使い慣れたるこの辞書のやぶれかぶれの我の老年

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年5月18日

いななきて馬はめざめぬみすずかる信濃高原しなのたかはら雪真白なり

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年5月16日

閉店のやさしい音楽が流れて、旅を勧めてくる雑誌を閉じる

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年5月15日

「東京に生まれることも才能」と言いし人ありわれもしかおもう

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年5月14日

まあそこに居つたらええよ、なんとなくほつと咲いてる木瓜とわたしと

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年5月13日

はかなしな夢にゆめみしかげろふのそれもたえぬる中の契は

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年5月12日

沼に沈む悲しき馬の嘶きを聞きてあわてて絵本を閉ぢる

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年5月11日

新月はまだ宵ながら没いらむとす星のひかりの空にさやけき

投稿者 吉田 隼人投稿日: 2020年5月9日

ゆらゆらとわれの寝覚めし朝焼けはほのおのようなダリヤのような

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年5月8日

投稿ナビゲーション

前のページ 固定ページ 1 固定ページ 2 固定ページ 3 次のページ

最近の投稿

  • 恋文もやさしく開けむ崩さずにおぼろ豆腐を箸に喰ふひと
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年4月1日
  • 母よ、週末はふたりで分けあわむ雲のようなるクリームパンを
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月31日
  • 生きるとはその身のうちに洞穴を抱へることか倒れし楡よ
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年3月30日
  • 目と耳と鼻と唇とがゆつくりと分解するやうなベンチの日溜り
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月29日
  • キッチンは逆立ちしてもいいところ君もケチャップ我もケチャップ
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年3月28日

日々のクオリア 著者別アーカイブ

  • 梶原 さい子(2023年)
  • 門脇 篤史(2023年)
  • 山下 翔(2022年)
  • 井上 法子(2022年)
  • 永井 祐(2021年)
  • 久我 田鶴子(2021年)
  • 岩尾 淳子(2020年)
  • 吉田 隼人(2020年)
  • 生沼 義朗(2019年)
  • 花山 周子(2019年)
  • 平岡 直子(2018年)
  • 染野 太朗(2018年)
  • 今井 恵子(2017年)
  • 光森 裕樹(2017年)
  • 佐藤 弓生(2016年)
  • 三井 修(2016年)
  • 松村 由利子(2015年)
  • さいかち 真(2015年)
  • 前田 康子(2014年)
  • 一ノ関 忠人(2014年)
  • 吉野 裕之(2013年)
  • 都築 直子(2013年)
  • 石川 美南(2012年)
  • 棚木 恒寿(2012年)
  • 澤村 斉美(2011年)
  • 黒瀬 珂瀾(2011年)
  • 中津 昌子(2010年)
  • 大松 達知(2010年)
  • 江戸 雪(2009年)
  • 魚村 晋太郎(2009年)
  • 砂子屋書房 一首鑑賞Copyright(c)砂子屋書房 All rights reserved.