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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

投稿者: 岩尾 淳子

隼人はやひとの薩摩の瀬戸を雲居なす遠くも吾はけふ見つるかも

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月22日

春の獅子座脚上げ歩むこの夜すぎ きみこそはとはの歩行者

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月20日

あそぶごと雲のうごける夕まぐれ近やま暗く遠やま明し

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月17日

三宮、元町過ぎてさびしかりうすくけぶれる山側に出て

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月15日

ことごとく人眠らせて国道を観光バスは過ぎてゆきたり

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月13日

どのやうな手もやはらかにしてくれるクリームください焚火の色の

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月10日

星あかりのわずかに届く闇を来てものやわらかな音楽ひとつ

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月8日

ひとりぼろタクシーのなかで、へし折れたやうな街の後ずさるのを感じた

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月6日

前の前をゆくひとがさしているものの架空の植物の柄の傘 

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月3日

南風モウパツサンがをみな子のふくら脛吹くよき愁ひ吹く

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年4月1日

檀まゆみの実ひとつ飲みまたひとつ飲みつぐみが連れてくるよゆふやみ

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年3月30日

どうしても声のかわりに鹿が出る あぶないっていうだけであぶない

投稿者 岩尾 淳子投稿日: 2020年3月27日

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    投稿者: 山木礼子
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  • 遊園地のテラスにとんぼ現れて回転木馬のほうへと抜ける
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  • 石に凍む音ねいろはあれど今朝の朝の谺は須臾に鳴りかはし熄やむ
    投稿者: 山木礼子
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  • 解剖台にうつさむとして胸のうへの銀の十字架の鎖をはづす
    投稿者: 内山晶太
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  • 河に来るわれらの終りはじまりの緑の河は水に翳り
    投稿者: 山木礼子
    2025年6月14日

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