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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
土井礼一郎
本日の投稿分、お休みします(土井)
恋をした私は歩くアラビアの木目優しき楽器を買いに
権力はこのようにして打ち上げたフライをレフトは取り逃がすのだ
煮魚の小骨くらいのたわいなさ君とわれとの関わりたつは
うなだれてみな終電にねむりゐる しんじつ
頭
づ
とはさぶしき囊
恋人じゃない人の名を挙げて、って春になるまで続けるつもり
天井に光の渦が揺れている みどり児の朝は大発見から
名を呼べばふりむく躯呼ばるるとふことそのものの歓びに満ち
ダンボール箱より妻はだばだばと本を取り出す蛾の産卵のごと
すさまじき腋臭の少女あらわれて家族あつまる居間の明るさ
胃の底に石鹸ひとつ落ちてゐて溶け終はるまでを記憶と呼べり
息とめてとても静かに引き上げるクリップの山からクリップの死
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