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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
停車せるドアより入れるうぐいすの一声乗せて列車動けり
老いづける歌の友らと白き酒飲みてほのぼのと語ることあり
さよならの練習 春になりかけの空の白さにただ手を伸ばす
家の具みなはこび去りたる此家にしまらく我は立ちて思へり
多忙の中届けくれたる娘の煮物かすかに焦げし香のまつはりて
フェイクファーかすめた指にしみついて恋はいつでも冬の匂いだ
奔馬なる地球に棲みてわれら百年に満たぬ短き生を終ふるか
店頭に並ぶ無眼の目刺にもどどっと春の怒濤が甦る
被災の子の卒業の誓ひ聞くわれは役に立たざる涙流さず
犬の事情わたしの事情ゆうづつを仰ぐかたちで枯れ草蹴りぬ
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