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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
名殘(なごり)とはかくのごときか鹽からき魚の眼玉をねぶり居りける
ことばもて君をのぞけば月蝕のにおいのような遠いくらがり
育ちては何の記憶もなからめど時にはわれも押すベビーカー
「はえぬき」の炊きたてを食む単純な喜びはいつも私を救う
平原にぽつんぽつんとあることの泣きたいような男の乳首
初めより命と云へる悩ましきものを持たざる霧の消えゆく
話すほどねぢ曲がつてゆくさきゆきのあきらかなれど受話器を置けず
ぺらぺらと業界用語で喋りだすぼくなんだけど誰だこいつは
のんきさうに雲が通ると見てをればほとほとのんきな人とぞいはる
ああなにかとぐろを巻けるかなしみが夜の故宮にしづんでゐたり
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