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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
日が歩(あゆ)むかの弓形(ゆみなり)のあを空(ぞら)の青ひとすぢのみちのさびしさ
ちちははのゐぬふるさとに帰り来て先づはひと泣きさせてもらひぬ
陰(ほと)に麦尻に豆なる日本の神話の五月るるんぷいぷい
絵本に示す駱駝の瘤を子が問へば母はかなしむその瘤のこと
夕闇に消えかかる手はほてりつつ水溜りよりつばめをひろふ
砂浜に立ち尽くしてもなにを見てゐるのか分からないときがある
パパイアの種子を刮(こそ)いでいた指を口中に入れ雨を感じる
基督とモーツァルトの対談にそなえるごとく椅子ならびいる
残酷な包みをあけた日があつた 花水木、風に白をかかげて
一分ときめてぬか俯す黙禱の「終り」といへばみな終るなり
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