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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
また君を撃ってしまった正論で築いた城に今も暮らして
夜の十時をまわってもにぎやかなモスバーガーでひと息をつく
星空がとてもきれいでぼくたちの残り少ない時間のボンベ
木犀が匂ひますねといひたれば思ひ出があるのですねといたはられたり
革命といふ言葉 わが魂は默し眞晝の海は和ぐとも
朝昼兼食の乳酪切りつつ詩作とは醱酵黄金の時間待つわざ
こころはあおい監獄なのに来てくれた かすかな足音を積もらせて
遅れつつ歩けば夫は駆け戻りからだに力入れてるかときく
ひかる葉をあなたに向けたささやきとして落葉は秋に降る声
スパゲッティミートソースを選びたり平凡は時に新鮮である
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