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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
風鈴の音の通りたるみずいろの穴見ゆ闇のところどころに
わが指の頂にきて金花虫(たまむし)のけはひはやがて羽根ひらきたり
炭酸水のどいらいらとくだるとき覚えのなき記憶よみがへる
寝そべりて恋の歌読む古き代(よ)のたはごとなれば美しき歌
らつきようの玉かがやけるよろこびのごときを水に打たせてやりつ
東洋人ひとりだけなる会議にてしやべらねば塑像とまちがはれさう
撃たれたる少女の口より漏れ続く異国の言葉の「母」といふ語彙
トンネルの奥処に次の駅見えてあるいは全(また)きひかりの発芽
人のかたち解かれるときにあおあおとわが魂は深呼吸せん
果樹園のなかに明日あり木柵に胸いたきまで押しつけて画く
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