コンテンツへスキップ
砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
野の上の風に吹かるる青菜あり青菜は常にあたらしく見ゆ
われよりもしずかに眠るその胸にテニスボールをころがしてみる
おだやかな眼差しかへすキリンたちいつも遠くが見えてゐるから
晴れ上がる銀河宇宙のさびしさはたましいを掛けておく釘がない
寒ゆるぶ日の昏方を停りゐる貨車に靜まりて黑き車輪あり
捕へたる蜘蛛をかまきりは食はんとす優位なるものの身の美しく
声閉ぢて石になりたる石なればせめて月光に応答したまへ
ぼくたちは時間を降りているのかな膝をふわふわ笑わせながら
感情の水脈(みお)たしかめて読点を加えるだけの推敲なせり
水際には死ぬために来し蜂の居てあわれわずかにみだりがわしき
投稿のページ送り
前のページ
固定ページ
1
…
固定ページ
487
固定ページ
488
固定ページ
489
…
固定ページ
533
次のページ