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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
堀 静香
正夢のやうだと思ふ濡れた手で摑めば濡るる手紙のことを
(二時四十六分時点でまだ人は)歯ブラシどれにするか迷へり
それらしくソックタッチと称すれどふくらはぎへと塗られし
糊
のり
よ
窓側のこっち一列、こんくらいの割合で
G
ゲイ
みんな笑うけど
ちゅうちゅうたこかいなを十回唱えずに風呂から上がる家もあるのか
桃の木もひな人形も月光もこの世にあればみななまぐさし
水ゼリー買うたびに現世が嫌い 駅のピアノを弾いてる 誰
だとしても。ごく軽度だとぽつぽつと毀れた家族がはま寿司にいる
『てぶくろ』ににんげんは入ろうとせず雪の日の砲声に慄く
心が痛いなどという噓 痛むのは背中と肺と首の奧処だ
そのひとのこころがすきで その奥の森にいばらの道は潤びて
ずっと一緒にいたいと思う/思わない 商店街のアーチをくぐる
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