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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
鈍器もて人打つごとき音をたて自動販売機のジュース落つ
ほしいままに眠るといふこともあらざればじんじんと頭の芯のつめたさ
黴くさき書をめくりゆくわが指の間近くありてふれぬひとの指
ひしひしと頰を打ちくる草の実のけはひばかりに形は見えず
つまさき立ちのエノキ無音に叫びをり「わが従順を侮るなかれ」
一秒後には冷えにけりさわらびのぼくと天使とぼくのスラング
窓のそとに木や空や屋根のほんとうにあることがふと恐ろしくなる
遠くに近くに熖はいまはいちめんなりいづくに行くかこの八衢を
美しき球の透視をゆめむべくあぢさゐの花あまた咲きたり
まなざしに耐へむと思ふ仄ぐらき杉やまは杉の息の青むに
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