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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
にっぽんはうつくしい国あらかじめうしなわれたるうつくしい国
虹を消すやうなる右手 教科書にカタカナを振る生徒を見れば
「青ですね」「青ですね。でもわたしたち歩行者ではありま「赤ですね」
風花の散るとき気づくパン抱きて俯き歩みゐしみづからに
「一つづつ」と決められて書く志望書の長所と短所縦長の文字
白抜きの文字のごとあれしんしんと新緑をゆく我のこれから
父母はなく君なく子なくひとりなる実感もなし春ふかきかな
人間の壊れ方にもいろいろとあるがわたしはひび割れている
いのちひとつただありがたく保たむにその他無用といふにもあらず
〈燃えるゴミ〉の袋にたまる紙オムツわが父はもうだれにも勝てず
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