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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
ひと日樹をしきりにゆすりなにごとか問ひゐし風もいつしか去りぬ
おとうとが喪服持たざる心配を息ぎれしつつ母は言うなり
誰が決めし「母の日」というおろかさにワインがとどき日傘が届く
無理をしてほしいと言えば会いにくる深夜かなしく薔薇を抱えて
勝ち負けの淡くなりゆくわが生か 水木の花もいつしか終わる
パン選ぶ君のすがたを玻璃越しに見つめるときのわれは行人
交わってきたわたくしを抱くあなた キャベツのようにしんと黙って
あたまでは完璧にきみが描けるからときどきわたしは目を閉じている
男(お)の子とは空を漂ふ鯉のぼりコントラ・ヴェンテにわが身曝して
しらさぎが春の泥から脚を抜くしずかな力に別れゆきたり
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