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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
鳥の重みに揺れてゐる枝 どのやうに苦しむべきかわれはわからず
君の声も混じっているように思われて春の来るたび耳を澄ませる
ブラスバンドが同じところで間違ふを二人聞きをり春の三角州(デルタ)で
きみは温とく、あるいはきみは冷やけく病みびとわれのかたへにゐたり
安心といふのはかういふものだらうひとつの花にひとつのめしべ
父といふニコチンまみれの気まぐれは童女(うなゐ)の髪を指もて梳くも
湯の中に塩振りながら ブロッコリーお前程いさぎよき緑になれたら
さびしさは父のものなり水底(みなそこ)の泥擦り上げて真鯉浮かび来
春の日を家居せりけり擦れ違ふ人なくて曇りゆくわが面(おもて)
降りみだれみぎはに氷る雪よりも中空にてぞわれは消ぬべき
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