コンテンツへスキップ
砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
遠空に音なき雷が瞬きて人ひとり娶らんおののきを持つ
会えなくていいような気になりかけて春の枯れ葉にさし入れる足
婚姻のつめたくひかる虹のため足らざる色を持ち寄りにけり
ヒヤシンスの根の伸びゆくをみつめいる直線だけで書ける「正直」
釉薬を身体(からだ)に巻きて佇つごとし近づくわれをかすか怖れて
杉花粉に荒るるのどより朝まだき美しきあかき痰は出づるも
歌詠みの心は憎し君の詠む女はわれを超ゆわれを消す
春霞山は新たな教科書の匂いのように横たわるなり
髪あげてやや美しと思ふときひとと別れむ心定まる
蝶の翅ならば三日の距離ならむ雨水(うすい)を過ぎて手紙は書けず
投稿のページ送り
前のページ
固定ページ
1
…
固定ページ
527
固定ページ
528
固定ページ
529
…
固定ページ
532
次のページ