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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
梶原 さい子
植ゑたしと思ふ木草をつひに植ゑずわが世はなべてかくて過ぎなむ
立つわたし、いきなり語り出すわたし ウラル=アルタイ語圏のわたし
岸辺まできみの遺体をうちあげていつもの朝のみどりに
復
かえ
る
ふるさとに母を叱りてゐたりけり極彩あはれ故郷の庭
この人の中に居たのか 縞馬のしま溶けるように昼寝する母
連休もひっそり暮れし夕厨ピーマンふたつ水桶に浮く
孫というおそろしき奴わが父をゾウやキリンに変身させて
「けふ」と書く「ふ」の頼りなさ一日を生き延びて書く記憶の上に
やいちくんと巡るぢごくのたのしさはこの世のたのしさに似てゐます
スカートがわたしを
穿
は
いてピクニックへ行ってしまったような休日
ふはふはの溶き玉子掬ふ木の匙の遠つ世のあはれ高安の
女
をんな
四つ辻の夜の
灯
あかり
のさみしけれわれより引き出す影ふたつみつ
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