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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
内山晶太
高層の窓より妻とみつめたる雨が楓の並木にしぶく
へたくそなスキップ続ける女の子ショッピングモールの長い長い通路を
いちがんとなりて昂るわれわれゆ
離
か
れゆきたりしいちにんわれは
ふれられてカミキリムシはおし黙りおもむろに幹の裏側へ行く
生れしままに死ぬことあらず秋の日に小さな臓腑ひとつ失ふ
手に掬う海さえも海ちりぢりの言葉のひとつひとつにあなた
繫ぐっていうよりつかみあいながらお祭りの灯を何度もくぐる
湯あがりの4番5番6番がコーヒー牛乳 4を押したり
履歴書の写真がどう見ても菩薩いちど手を合わせて封筒へ
われを置き粛々と変化してゆける皮膚、髪、
眼
まなこ
四十五歳
しじゅうご
の秋
叱られて泣き出すまでの静けさの同心円のなかのひぐらし
青空 よくよく嵌めておかないとこのまま抜けてゆきそうな首
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