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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
山木礼子
テロップの車内ニュースを目に追えば「佐藤錦の初出荷」とぞ
山かげに光りのこして溜る雪あな遠き日の我にあらずや
心をばひき絞りたるくれなゐか散り敷きてわれに死ねと言ふなり
誰ひとり未来の記憶を持たないでラストオーダー訪れている
過不足をおそれてほそい舌を出す番組というすみやかな舌
投稿遅れます
海沿いの感覚が残ってる散策 消そうとするとながれこんでくる
血の匂い忘れしけもの月の匂い抱えてうずくまる影置く雪原
少女二人酔ひて互ひに帰り行く石だたみの上何か明るく
アメリカの粉をつくねる指先に火花ちらすときみ知りたまへ
覚え書きみたいな百合の花だった河童も汽車に乗りたいらしい
ものみなの息をひそめし如き昼
南瓜
かぼちゃ
の花に蜂ひとつ来る
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