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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
山木礼子
かたむけると何か袖口から流れ出てしまうきみはよるのうつわ
雨粒がさわってくるのを偶然とよべばいいのかな天秤みたいに両手ひろげて
竹箒あたらしく買ふ寒の日の老いたる母のとむらひのため
ねむりたいわたしがねむりたい
楡
にれ
にもたれてをりぬ夕かたまけて
星ぞらは薄ら紗の布
星布
ほしぬの
を重ね重ねて夜は在りて無き
わかものは去りぬ毛並みを逆立ててそこに戦慄せしごとき
長椅子
ソファ
卵白色の箔となりたる湖を
直
ぢか
に
圧
お
しつつ夜は来るべし
鍵穴ほどの幸にてもよかりしよ蝋もせば蝋の火あかりがあり
我を描きしといふ婦人像われに似ず遠視の眼もて見る渚あり
てのひらの銀の硬貨のうらおもて星をゆめゆめ信ずるなかれ
眼鏡の合はずなりしを調へんいとまなくして春の日々ゆく
ボウリングだっつってんのになぜサンダル 靴下はある? あるの!? じゃいいや
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