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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
本棚の上に鏡を立てかけてあり合わせから始まる暮らし
ああぼくが愛した白いブランケットに今年の秋の光が積もる
存在の尊厳として草光ることばとならぬ生といふべく
海に向く硝子のレストラン音もなくサヨリのやうなボーイ寄り来る
深々と裾野を埋めし雲の海のいまだ見えゐて山は暮れゆく
野菜たち官能的な蕊匂わせ生殖している夏の菜園
廃村につづく坂道グーグルにおおかた消えしにっぽんの道
英霊の生きてかへるがありといふ子の骨壺よ振れば音する
吹きあげてこもれる風にしばしばを大樹のごとくふくらむが見ゆ
玉砕の父の短き人生に恩給というつぐないきたる
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