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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
内山晶太
黄昏
こうこん
のひかりみちたり 時計店 無数に時はきざまれながら
わたくしがうしろをむいているうちに砂の時計は仕事を終える
傍
そば
通る時鳩ぱっとちょっと飛ぶちょっとで良いと判断してる
「花しかねえ」と中学生我ら笑いいき冬の日差して遠き桃畠
水道代払わずにいて出る水を「ゆ、ゆうれい」と呟いて飲む
カウンターにシクラメン溢れ広き背を丸めてをぢちやん焼き餃子食ふ
老猫の貼紙 しろい水仙のみだれて咲いている冬の庭
へたくそなハンドサインを読み解くよ 来世で、きみは、枇杷に、なりたい?
君がヘリコプターの真似するときの君の回転ゆるやかだった
パチンコを遊ばぬわれはパチンコ屋過ぎりて灯る小窓を怖る
ヘッドホン付けたるちちやおとうとが戦犯のごと見えて 上空
人はまことにすぎゆくらむか夏の夜の立葵咲く庭にわがゐる
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