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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
内山晶太
藤井フミヤももうすぐおじいちゃんになるベテルギウスの死にし光に
散りかけの銀杏が窓に浮いてゐるたのしい秋の断面図鑑
いたいよいたいよという声がちいさく朝を埋めて 展翅板の蝶々みんな生きかえってる
オレ浅い人間かときく浅いよと言へばテメエだつて浅いと切れる
其のひとの髪しろき冬、よかつたと思ふにいたる名はなんだらう
紙コップに紙くずを入れたそのときに紙コップも紙くずになった
寝苦しき夜の雨音みつまめを食べるやくそくは誰としたつけ
生活は球体 ガラスの玉のなか脚を開いてストレッチする
歩道橋撤去されたりまぼろしの足が夏から秋へと渡る
振り返るたびに小さくなる猫が地上の端にまだ光ってる
大股にわれを追越しし男の髪ゆれふくらみをり涙ぐましも
心臓はにがいだろうか ふかぶかと頭をさげて真冬を帰る
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