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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
内山晶太
からつゆの電車の床にわたしの影のびて見知らぬ人に貼りつく
けふ摘みて来たれる芹の白根揃へ洗はば
夭
わか
き死のにほひたつ
三匹の犬がこっちを見つめてる 茶色いやつがいちばん見てた
雁行の形変へつつ翔くを見るそのたましひのひとつひとつよ
目瞑りて眠りの岸へ着くまでの息見とどけてわれも眠りぬ
晩秋の風吹く丘の教会はヴェポラップ塗りし胸の涼しさ
はじめての表彰状に鳳凰は小さき花をくわえ向きあう
くるぶしを波に洗わせいつか死ぬことを手放すための手花火
棘あをきからたちの木をけふ知りて呟きぬからたちのかげでないたよ
路地、猫を追う君を追わない僕を、気にしなくてもいいから、猫を
防腐剤入りのしおから レーニン廟 くさらぬという死にかた愉快
てのひらに一錠のせるあめつちの金木犀が散り敷くあした
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