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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
花山 周子
吉川宏志/琉球の玉虫ならむ掌(て)に置けり斜めに見ると浮き上がる赤
吉川宏志/旅なんて死んでからでも行けるなり鯖街道に赤い月出る
横山未来子/ふつつりと置き去りにされ乱れたる飛行機雲を風のきよめぬ
横山未来子/あたたかき闇に背中をあづくるにふと外されて現(うつつ)へかへる
横山未来子/視野の端(は)に君みとめつつ振り向けぬわれを真冬の海星と思ふ
睦月都/猫をわが全存在でつつみ抱くともだちになつてくれたら魚をあげる
澤村斉美/鳥は影を、水に映れるみづからをなにと思ふらむ「少し陰つた水」
山川藍/ねこたちが居間でうろうろアドベンチャー ピアノに乗ってさらに欄間へ
山川藍/販売員であった過去がためらいもなく紙袋を底までひらく
山川藍/「天国に行くよ」と兄が猫に言う 無職は本当に黙ってて
上條素山/さやさやと生存圏を拡げつつ浮かぶや宙に愛のピカチュウ
上條素山/さやさやと生存圏を拡げつつ浮かぶや宙に愛のピカチュウ
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