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一首鑑賞 日々のクオリア

砂子屋書房 一首鑑賞

日々のクオリア

砂子屋書房  一首鑑賞

投稿者: 花山 周子

吉川宏志/琉球の玉虫ならむ掌(て)に置けり斜めに見ると浮き上がる赤

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年6月5日

吉川宏志/旅なんて死んでからでも行けるなり鯖街道に赤い月出る

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年6月3日

横山未来子/ふつつりと置き去りにされ乱れたる飛行機雲を風のきよめぬ

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月31日

横山未来子/あたたかき闇に背中をあづくるにふと外されて現(うつつ)へかへる

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月29日

横山未来子/視野の端(は)に君みとめつつ振り向けぬわれを真冬の海星と思ふ

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月27日

睦月都/猫をわが全存在でつつみ抱くともだちになつてくれたら魚をあげる

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月24日

澤村斉美/鳥は影を、水に映れるみづからをなにと思ふらむ「少し陰つた水」

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月22日

山川藍/ねこたちが居間でうろうろアドベンチャー ピアノに乗ってさらに欄間へ

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月20日

山川藍/販売員であった過去がためらいもなく紙袋を底までひらく

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月17日

山川藍/「天国に行くよ」と兄が猫に言う 無職は本当に黙ってて

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月15日

上條素山/さやさやと生存圏を拡げつつ浮かぶや宙に愛のピカチュウ

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月13日

上條素山/さやさやと生存圏を拡げつつ浮かぶや宙に愛のピカチュウ

投稿者 花山 周子投稿日: 2019年5月10日

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  • をさなさははたかりそめの老いに似て春雪かづきゐたるわが髪
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月20日
  • りんごひとつ手にもつ時に空深く果実に降るは果実の時間
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年3月18日
  • この春は未来の息吹 二つの目縦に並べる人々歩む
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月17日
  • かなしみを晒すごとくに灯のしたの林檎の皮に刃をくぐらせつ
    投稿者: 門脇 篤史
    2023年3月16日
  • 振り向いてはいけない 翳る軒下に地蔵のように母の立ちいる
    投稿者: 梶原 さい子
    2023年3月15日

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