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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
投稿者:
嶋 稟太郎
二百もの名札のかかる社の寮をうつむき出でて組織憎めり
死にてぇと少し思った死にてぇと思えるくらい時間は経った
メイド・イン・ジャパンの武器が海外で子どもを殺さむ日々の夕焼け
海に沿う地名の由来を紐解けば波が渡ると書いて「渡波」
砂地よりからだを伸ばし水中の風に吹かれてゐるチンアナゴ
舌という薄い肉片ぎこちなくわたしの舌とまじわるしばし
ひとつきりの桃を四人で分け合えば家族と呼んで差しつかえない
瞼を持たざるものは夏の陽をかなしむことも許されざるを
夕方の擬木の柵を乗りこえて川の傍まで行きたくなった
生きることの目的は生き延びること床からひろつた服なども着て
きみの書くきみの名前は書き順がすこしちがっている秋の花
星が光を長く患ういっぽうで違法アップロードのアニメ
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