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砂子屋書房 一首鑑賞
日々のクオリア
カテゴリー:
一首鑑賞
人が起きたあとの布団のくたくたに猫は寝てその墜落的幸福
俗物のわれを見つめる仙人のわれのさびしさ病院の椅子
午後の影ゆっくり伸びて卓上に電気とガスの払込票
病理学の書架に寄りたり改訂をかさねページの多くなる本
お湯の出ない流しにうすくなっていく秋鮭の血よ いってらっしゃい
雨が好き だった 頭痛がくるようになって本気の好きじゃなくなる
金木犀こぼれて雨に浮きながら並べることのない死に顔よ
汽車の笛はるかに聞こゆ一抹の望みというは苦しきものを
朝の駅、政治家を志す人の声を離れて足音を聴く
三十になればぱたつと死ぬだらうフルハウスが出るくらゐ確かに
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